🗂️ 固定資産

「固定資産」とは、10万円以上で長期間使うもののことです。パソコン・車・機械などが該当します。一度に経費にするのではなく、毎年少しずつ経費にしていきます(これを「減価償却」といいます)。

10万円未満のものは「消耗品費」として一度に経費にできます。10万円以上になったら固定資産として登録しましょう。

📖 減価償却ってなに?

例:30万円のパソコンを購入した場合(耐用年数4年)
購入時 30万円を資産計上 1年目 75,000円を経費に 2〜4年目 毎年75,000円ずつ 4年後 資産価値0円に
→ 30万円 ÷ 4年 = 毎年75,000円ずつ経費になります
減価償却の計算はレシ確!が自動でやってくれます。購入金額・購入日・耐用年数を入力するだけでOKです!

🖊️ 固定資産の登録手順

1 固定資産一覧を開く

左メニューの 🏭 固定資産 をクリックします。

2 新規登録する

+ 新規登録」ボタンから固定資産を登録します。

資産名 例:MacBook Pro 2024、営業車など
必須
取得日 購入した日付
必須
取得価額 購入金額(税込)
必須
耐用年数 国税庁が定める年数(下表参照)
必須
償却方法 定額法(個人事業主は基本これ)
必須
摘要 メモ・備考
任意
⚠️ 取得価額・耐用年数・償却方法は、登録後に変更できません。入力ミスに気づいた場合は、修正するのではなく新しく固定資産を登録し直してください(間違えて登録したものは「状態」を「無効」にしておくと一覧が整理できます)。
3 減価償却を計算する

登録後に「償却計算」ボタンを押すと、各年度の償却額が自動計算されます。
計算するときは、会計年度・償却月数とあわせて「事業専用割合」(自宅兼事務所などで按分している場合の業務使用割合)を入力します。この割合は、締め済みでない年度すべてに自動的に統一されます(詳しくは次の項目)。
計算結果は帳票出力・確定申告書に自動反映されます。

⚠️ 一度「償却計算」を実行した年度がある資産は、「前年末未償却残高」を編集画面から変更できなくなります。以降は計算記録から自動的に導かれる値として扱われます。
4 事業専用割合を修正したい(自動で反映されます)

事業専用割合は、「固定資産編集画面」と「詳細画面の償却計算フォーム」のどちらから変更しても構いません。どちらか一方で変更すると、締め済みでない年度すべてに自動的に同じ割合が反映されます。

編集画面で直す場合 固定資産の編集画面を開き、「事業専用割合」欄を正しい値に修正して保存するだけで完了です。個別の年度を選び直す必要はありません
償却計算フォームで直す場合 詳細画面で会計年度を選び(計算済みの年度は自動的に「再計算」表示になります)、事業専用割合を入力して実行すると、その年度だけでなく編集画面のデフォルト値・他の締め済みでない年度にも同じ割合が反映されます
💡 事業専用割合を修正すると、締め済みでない年度すべてが同じ割合に統一されます。本年分償却費・未償却残高は変わらず、必要経費算入額だけが新しい割合で再計算されます。
⚠️ 締め処理済みの年度の記録は、どちらの操作からも変更されません(確定申告済みのデータとして保護されます)。

📋 主な固定資産の耐用年数

資産の種類 耐用年数
パソコン・サーバー 4年 MacBook・Windows PC
スマートフォン 4年 iPhoneなど(業務用)
普通自動車 6年 営業用の車
コピー機・プリンター 5年 業務用複合機
カメラ 5年 業務用デジタルカメラ
建物(木造) 22年 自宅兼事務所など
※ 正確な耐用年数は国税庁のWebサイトでご確認ください。

📝 取引例で覚えよう

仕事用のMacBookを150,000円で購入した

資産名MacBook Pro 取得日購入した日 取得価額150,000円 耐用年数4年 年間償却額37,500円(自動計算)

❓ よくある質問

Q. 10万円ぴったりはどっち?

10万円以上が固定資産です。ちょうど10万円なら固定資産として登録します。

Q. 中古品を買った場合は?

取得価額は購入した金額で登録します。耐用年数は中古の場合に別計算がありますが、迷ったら税理士に相談してください。

Q. 家事兼用(自宅兼事務所)の場合は?

按分ルールを設定することで、業務使用分のみ経費にできます。

Q. 登録後に取得価額や耐用年数の入力ミスに気づいたら?

取得価額・耐用年数・償却方法は登録後に変更できません。お手数ですが、正しい内容で新しく固定資産を登録し直してください。誤って登録した資産は「状態」を「無効」に変更しておくと、一覧に残りますが計算対象から外れます。

Q. 事業専用割合は年度ごとに別々の値にできますか?

いいえ。事業専用割合は、締め済みでない年度すべてで同じ値になるよう自動的に統一される仕様です。年度ごとに異なる割合を設定することはできません。事業の実態(自宅兼事務所の使用割合など)が変わった場合は、固定資産編集画面または詳細画面の償却計算フォームのどちらかで新しい割合に更新してください。締め処理済みの年度だけは保護され、変更されません。

Q. 事業専用割合を入力し間違えた。修正するにはどうすればいい?

固定資産の編集画面で事業専用割合を正しい値に修正して保存するだけで完了です。締め済みでない年度すべての記録に自動的に反映されます。詳細画面の償却計算フォームから直しても同様に反映されます。締め処理済みの年度だけは変更されないため、その年度の金額を訂正したい場合は税理士にご相談ください。

Q. 固定資産を削除しようとしたらエラーになった

締め処理済みの年度で償却計算を実行済みの資産は削除できません。確定申告済みの償却記録を誤って失わないための保護です。誤って登録した資産を整理したい場合は、削除の代わりに「状態」を「無効」に変更してください(計算対象から外れます)。