🗂️ 按分ルール

「按分ルール」とは、プライベートと仕事で兼用しているものの経費割合を設定する機能です。自宅兼事務所の家賃・仕事兼用のスマホ代などを、業務使用分だけ経費にできます。

「家事按分(かじあんぶん)」とも呼ばれます。按分ルールを設定しておくと、仕訳入力時に自動で計算してくれます!

按分ルールを設定できる科目

水道光熱費・通信費・保険料(損害保険料/不動産損害保険料)・修繕費(修繕費/不動産修繕費)・地代家賃(地代家賃/不動産地代家賃)に限定されています。これら以外の科目(会議費・交際費など)には按分ルールを設定できません。

📖 按分ってなに?

例:自宅兼事務所の家賃 月100,000円の場合
家賃 合計 100,000円 🏢 仕事用 60,000円(60%) 🏠 プライベート 40,000円(40%) ✅ 経費 60,000円のみ
仕事で使っている割合(60%)だけが経費として認められます

🖊️ 按分ルールの設定手順

1 按分ルールを開く

左メニューの ⚖️ 按分ルール をクリックします。

2 ルールを新規作成する

+ ルール追加」ボタンから作成します。

ルール名 例:家賃按分・通信費按分など
必須
業務使用割合 仕事で使っている割合(%)
必須
適用する勘定科目 このルールを適用する科目
必須
補助科目 水道光熱費・通信費など補助科目のある科目で、特定の補助科目だけに割合を分けて設定したい場合に選択
任意
メモ 計算根拠など
任意
ルールには「適用開始日」(必須)と「適用終了日」(任意・空欄なら無期限)も設定します。割合を変更したい場合は、既存ルールを直接書き換えず、既存ルールの適用終了日を設定してから、新しい割合のルールを別途登録してください。既存ルールを直接書き換えると、後から入力する過去日付の仕訳にも新しい割合が適用されてしまいます。
3 仕訳入力時に按分を適用する

仕訳帳への直接入力・かんたん入力・レシート仕訳!・CSV取込(銀行明細・クレカ明細の確定画面)のいずれで該当の勘定科目を選んだ場合も、自動で按分が適用されます。
経費分と家事分が自動で分割されて登録されます。

仕訳帳では按分済みの仕訳が「🔀 按分」バッジ付きで表示されます。
仕訳の編集画面で明細を編集する場合、按分が自動適用されるのは新しく「+ 行追加」した行のみです。既存の明細行(すでに登録済みの行)は編集して保存しても再判定されません。按分対象の科目に変更したい場合は、既存行を削除してから新しく行を追加してください。

📱 補助科目ごとに割合を変えたい場合

水道光熱費(電気・ガス・水道)や通信費(携帯電話・固定電話・インターネット)のように補助科目が設定されている科目では、按分ルールに補助科目を指定できます。

例:通信費の按分を補助科目ごとに分ける
携帯電話 → 業務使用割合 100%(仕事専用)
固定電話 → 業務使用割合 50%(自宅兼用)
補助科目を指定したルールがあればそちらが優先され、指定がない場合は科目全体に設定したルールが使われます。補助科目を指定しなければ、これまで通り科目単位で按分されます(既存のルールの動作は変わりません)。

📝 よくある按分の例

🏠 自宅兼事務所の家賃
📐 作業部屋の面積 ÷ 自宅全体の面積で計算
例:40㎡の家で10㎡が仕事部屋 → 業務割合25%
適用科目:地代家賃
📱 スマートフォン代
📐 仕事で使う時間の割合で計算
例:1日8時間のうち仕事で4時間使用 → 業務割合50%
適用科目:通信費
💡 電気代・水道代
📐 仕事部屋の面積割合や使用時間で計算
例:作業部屋の面積割合 × 使用時間割合
適用科目:水道光熱費
按分の割合は合理的な根拠が必要です。税務調査で説明できるよう、計算根拠をメモに残しておきましょう。

❓ よくある質問

Q. 割合は何%にすればいい?

面積・時間・走行距離など合理的な根拠で決めます。明確な基準がない場合は税理士に相談してください。

Q. 按分しなかった場合は?

全額が経費または家事費になります。正確な申告のためにも按分を設定しましょう。

Q. 年の途中で割合が変わった

既存ルールを直接書き換えるのではなく、既存ルールの「適用終了日」を変更日の前日で設定したうえで、新しい割合のルールを別途登録してください。既存ルールを直接書き換えてしまうと、後から入力する過去日付の仕訳にも新しい割合が適用されてしまいます。